コロナに対して思うこと3

コロナに対して思うこと3です。

今回は日本市民の対応についてです。

 

コロナで騒がれる前から、安倍首相に対する攻撃はツイッターなどで段々加速していきました。

森友問題、桜を見る会などにおける野党の安倍下ろし攻撃は凄まじく、マスコミをこれを積極的に報道しました。そのせいかツイッター民による安倍政権への悪口は見るのもおぞましいくらい度を増した攻撃が続き、それはコロナ騒動の時にピークを迎えました。

マスクを配ってる暇があればもっと有益なことに税金を使え、緊急事態宣言を早くしろ、もしくはその逆、給付金配るのが遅すぎる、こんな時期に検察庁法改正をなし崩しに通そうとするなんて卑怯すぎる。大体こんなところが主な意見かと思います。しかし、これらは、私からすると野党に踊らされているだけ、マスコミに踊らされているだけ、と思っています。

日本のマスコミは弱いです。何が弱いかというと視聴率を稼げそうなネタしか提示しません。

番組の維持性という意味では強いのかもしれませんが(長い目で見ると実は弱いとも言える)、事実を幅広く伝えるという観点ではものすごく弱いです。私は日本の報道番組を見るたびに、「起こったことは何なの?」「事実を描写した時に、誰がいつ何をしてどういう意見が上がったの?」ということをよく思います。起こったことをそのまま伝えないし、経緯を言ってくれないので自分の頭で考えようとした時に何も参考になる情報がないのです。始めから検察庁法改正は悪い、の論調で語りだし、検察庁法改正が悪いかどうかは判断させてくれないのです。

様々な専門家や本で謳われている通り、人間はネガティブな情報に非常に敏感です。生物というものはより生き残れる様にするために様々な努力や進化をしてきています。

草食動物はより広い範囲を見れるように目が横向きに付いています。これは決して美しい景色をより多く見よう、というものではなく、少しでも早く自分を襲ってくる肉食動物を察知しようとするものです。ネガティブな情報に敏感になることで、より生き残り安くなります。

同じことが人間にも起きています。人々はネガティブなニュースを見るたびに、これからなにか悪いことが起こるのであれば見なくては!と、そのニュースに釘付けになります。

ということは、ネガティブな情報を出したほうが視聴率が取れるのです。しかもネガティブな情報を見るとその不安を紛らわすために消費行動を取りやすくなるらしく、ネガティブ報道はスポンサー大喜びへ直結する図が出来上がります。

確かに生き残れる様にするために、ネガティブな情報は必要です。しかし、今のメディアはこれを過大に放送し過ぎています。日々のコロナ感染者数を報じ、ロックダウンの必要性について専門家でもないコメンテーターの毒にも薬にもならない(ただしネガティブな)意見を聞き、何も知識のない人は信じ込むしかありません。

人間は考えることのできる動物です。しかも論理的に考えることができます。正しい知識を与えれば、ある程度正しい行動ができるはずです。今回のコロナ報道では、日に何人感染者数が増えたか、は報じられましたが、その中で何人が回復したのか、何人が退院したのか、何人が死亡したのか、は報じられませんでした。更には、感染したらどういう症状が出るのか、何割の人が軽症で、何割の人が重症で具体的にどうなって、どういう経緯をたどって回復または死に至るのか。その様な情報は全く皆無で、日々虎視眈々と感染者数を報じて人々を恐れさせるだけです。この情報だけで一体何をすれば良いのか分かりません。が、たとえ少数(日に最大で2,300人くらいの感染者数)でもあれだけ重要そうに報じれば恐怖感だけは確実に増していきます。

特に日本なんですかね、全体で同一の意見の形成を求めようとする傾向が非常に高いです。例えば、ある円グラフを表して、「このグラフから何が読み取れますか?」と聞いた時に、聞かれた人はある意味での試練に立たされます。全体で形成されるであろう意見と自分の意見は合致しているのか?という強迫観念に苛まれるのです。しかし、この質問者が、その意見の一致を求めているかは別として、本来その様な見解は複数あって然るべきです。と、いうか、複数出してこそみんなで議論する価値があります。複数出した意見一つ一つに対して、その他の人がどう思うか、ここが面白いのです。いろいろな科学反応が見込めます。しかし、なかなかそうはならない。

ちなみに、質問者は「何が読み取れますか?」しか聞いてません。つまり何を読み取ったか?という事実を聞いているに過ぎません。この思ったことを素直に表出するのが非常に難しいのが日本の空気ですね。質問に対して裏にあるであろう質問者の心情を(実際の有無は別として)読み取ろうとしてしまう。これが日本の良いところでもあり、悪いところでもあります。

少し脇道に逸れましたが、最近のマスコミは、上の例で言うところの円グラフの提示すらせず、最初から○○は悪い、の前提に立ち、意図的にネガティブな意見を全体形成させようとしているとしか思えません。

ここまでの報道の仕方はあってはならないと思いますし、地上波の報道は信用に値しないと思っています。(最近は地上波のニュースはほぼ見ていません。Youtube虎ノ門ニュースを見まくっています。めちゃくちゃ面白いよ!)

  

・・・ちょっと長くなってしまったので、続き、その地上波報道を受けて動くツイッター民の動き、について明日書こうと思います。